2012/2013シーズン インフルエンザワクチン

  • 2012.10.10 Wednesday
  • 12:53
今年もインフルエンザワクチンの時期となりました。
 
接種回数と摂取量は、
 
 6ヶ月以上〜3歳未満・・・0.25ml×2回
   3歳以上〜13歳未満・・0.5ml×2回
  13歳以上・・・・・・・0.5ml×1〜2回
 
です。
 
今年シーズンのワクチン株は、一昨シーズン『新型インフルエンザ』と呼ばれたA型と季節性インフルエンザの香港A型とB型の抗原を含んだワクチンです。
ワクチンには次の抗原が含まれます。
 
(1)A型/カリフォルニア/7/2009 (H1N1)pdm09 (X-179A)
(2)A型/ビクトリア/361/2011 (H3N2) (IVR-165)
(3)B型/ウィスコンシン/1/2010 (BX-41A)
(1)は昨年と同株、(2)(3)が昨年と異なる株となりました。
これまで、山田こどもクリニックでは、1歳未満のこどもさんは、ワクチンの接種量が少なく、効果(血液中の抗体価増加)が期待できないことより、接種をおすすめしていませんでした。今シーズンは、一回接種量が増加したことより、ある程度の効果(血液中の抗体価増加)が確認されたため、6ヶ月以上のこどもさんにも接種をお勧めすることにいたしました。
今シーズンは、昨シーズン異なった株となったため、今シーズンは2回接種をお勧めしています。
 
今年度は、十分にワクチンがありますので、予約に優先順位はありません。
 
現在、診療予約ページより予防接種の予約を開始しております。
一般診療の混乱を避けるため、予約枠でのみ接種を行います。
ご協力のほどよろしくお願いします。
 
《接種対象者》
  ★ 喘息などの持病があって、季節性インフルエンザにかかると重症になることが   予想される方
  ★ 受験などがあって長く休みたくない方
  ★ 集団生活(託児所、幼稚園、保育園など)にはいっている乳幼児
   (6ヶ月未満は接種できないため、ご家族の接種をおすすめします)
    《注意》強い卵アレルギーのある方や、これまでにワクチンで強い副反応が出た方 は接種できません。→ 卵アレルギーのインフルエンザワクチンについて
 
これまで、当院ではチメロサールフリーのワクチンを使用しておりましたが、昨年度チメロサールフリーワクチンを多く生産していた製薬会社のワクチンで、副反応が多く認められたため、今年度、当院では保存剤としてチメロサールを極微量含んでいる通常のワクチンを使用いたします。
チメロサールで強い副反応が出る方は、ご相談ください。
 
接種料金は
 1回目 3,500円
 2回目 2,500円

2011/2012シーズン インフルエンザワクチン

  • 2011.10.10 Monday
  • 23:13
今年もインフルエンザワクチンの時期となりました。

今シーズンはインフルエンザワクチンの接種量の変更がありました。

接種回数と摂取量は、

 6ヶ月以上〜3歳未満・・・0.25ml×2回
   3歳以上〜13歳未満・・0.5ml×2回
  13歳以上・・・・・・・0.5ml×1〜2回

です。

今年シーズンのワクチン株は、一昨シーズン『新型インフルエンザ』と呼ばれたA型と季節性インフルエンザの香港A型とB型の抗原を含んだワクチンです。
ワクチンには次の抗原が含まれます。
 
   (1)新型ブタインフル A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm株
   (2)季節性A香港型 A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
   (3)季節性B型 B/ブリスベン/60/2008株

これまで、山田こどもクリニックでは、1歳未満のこどもさんは、ワクチンの接種量が少なく、効果(血液中の抗体価増加)が期待できないことより、接種をおすすめしていませんでした。今シーズンは、一回接種量が増加したことより、ある程度の効果(血液中の抗体価増加)が確認されたため、6ヶ月以上にこどもさんにも接種をお勧めすることにいたしました。

また、昨シーズンのワクチン株と同じワクチン株が今シーズンも選択されたことから、
現時点で、今シーズンも昨シーズンと同じインフルエンザの型が流行すると予想されます。
3歳以上の接種量が大人と同じになったことと併せて、昨シーズンにインフルエンザに罹患した場合と、昨シーズン二回ワクチン接種を行った方に関しては、今シーズンは一回でも効果(血液中の抗体価増加)が期待できるかもしれないと考えています。ご相談ください。

今年度は、十分にワクチンがありますので、予約に優先順位はありません。

現在、診療予約ページより予防接種の予約を開始しております。
一般診療の混乱を避けるため、予約枠でのみ接種を行います。
ご協力のほどよろしくお願いします。

《接種対象者》

  •  ★ 喘息などの持病があって、季節性インフルエンザにかかると重症になることが   予想される方
  •  ★ 受験などがあって長く休みたくない方
  •  ★ 集団生活(託児所、幼稚園、保育園など)にはいっている乳幼児
       (6ヶ月未満は接種できないため、ご家族の接種をおすすめします)
  •  《注意》強い卵アレルギーのある方や、これまでにワクチンで強い副反応が出た方 は接種できません。→ 卵アレルギーのインフルエンザワクチンについて

昨年に引き続き、副反応軽減のためチメロサールフリーのワクチンを接種いたします。

接種料金は
 1回目 3600円
 2回目 3600円
年齢による接種料金の違いはありません。

また、65歳以上の高齢者の方は、徳島市より接種費補助券が届きます。補助券をお持ちいただくと、接種料金が減額されますので、忘れずにお持ちください。

インフルエンザワクチンと卵アレルギーについて

  • 2010.10.30 Saturday
  • 18:38
 インフルエンザワクチンの接種が始まっています。
卵アレルギーがあると、インフルエンザのワクチンを接種するかどうかに悩まれることが多いと思います。そこで、卵アレルギーのあるこどもさんに対する、当院のインフルエンザワクチンの考え方をまとめました。

まず最初に、インフルエンザワクチンを接種した方が良い方ですが、


《接種対象者》

  • 喘息などの持病があって、季節性インフルエンザにかかると重症になることが予想される方
  • 受験などがあって長く休みたくない方
  • 集団生活(託児所、幼稚園、保育園など)にはいっている乳幼児
    (1歳未満は効果が少ないため、ご家族の接種をおすすめします)
です。卵アレルギーがあってもなくても、接種対象者に入っていない場合は、積極的にインフルエンザワクチンをおすすめしていません。たとえば、1歳過ぎで集団生活に入っていない場合などです。

接種しようかどうか悩むのは、接種対象者であって、卵アレルギーがある場合です。
卵アレルギーあるお子さんが、インフルエンザワクチンを接種できない理由は、インフルエンザワクチンの製造過程で卵を使用するため、ワクチンの中に卵成分を含んでしまうことにあります。卵アレルギーがあるお子さんに、ワクチンを接種するとアナフィラキシーを起こす可能性があるからです。

インフルエンザワクチン接種を悩むお子さんは、
  • これまでに、卵でアナフィラキシー症状が出たことがある
  • 小さなお子さんで、血液検査の卵白のRASTの数値が非常に高く、卵を食べたことがない場合
です。
卵を食べてアナフィラキシーを起こしたといっても、程度はいろいろあります。生卵を食べて起こすこともありますし、授乳中のお母さんが卵を食べた後の母乳を飲んで、じんま疹が出たような場合もあります。卵やホットケーキを焼いた煙だけで喘息症状が出たお子さんもいます。
インフルエンザワクチンに含まれる卵成分はng単位です。ngはmgの1/1000ですので、極微量です。卵を食べたあとの母乳を飲んで症状が出た場合や、煙の場合は極微量の卵成分と考えられますので、接種できません。

逆に、卵を少量食べても症状が出ないようであれば、安全に接種できることになります。
少量の基準として、卵ボーロを一個食べることができるならばOKです。もちろん、それ以上食べられるようであれば、血液検査でどんなに数値が高くても大丈夫です。

卵白のRAST値が高く、まだ食べたことがない場合ですが、
インフルエンザにかかる可能性が高く、重症化の恐れ=喘息があったり、心臓の病気があるなど基礎疾患がある人は、
体調のよいときに負荷テストをおこなって、ワクチンが接種できるかどうかを判定します。

皮内テストについて質問される場合があります。
皮内テストは、ワクチン液を薄めたものを少量皮内に注射をして、赤くなるかどうかで判定をします。赤くなると微量で反応するということがわかり、その場合接種はできません。
ところが、ワクチンの少ない量を皮内テストして反応がなかったとしても、実際のワクチン接種では体に入る量が増えるので、ショックをおこすことがあります。つまり、皮内テストでは、ワクチン接種時ショックをおこすかどうか判断することはできません。ですから、当院では皮内テストは行っていません。

ちなみに鶏肉のアレルギーとインフルエンザワクチンとは関連はありません。

さあ、いかがでしょうか。
当院での卵アレルギーがあるこどもさんに対するインフルエンザワクチン接種についてでしたが、
参考になりましたでしょうか。
実際に予防接種をする場合は、接種する医師と十分に相談してからしてくださいね。

2010/2011シーズン インフルエンザワクチン

  • 2010.09.25 Saturday
  • 16:29
 昨年のインフルエンザワクチンは、新型インフルエンザ、季節性インフルエンザと2種類のワクチンがあり、その上、それぞれのワクチンが足りず、新型インフルエンザワクチンでは、ワクチンの接種順位が決まっているなど、いろいろ混乱がありました。

平成22年6月23日 厚生労働省は今シーズン(2010/2011年)のインフルエンザワクチン株を決定しました。
今年のワクチンは、昨シーズン『新型ワクチン』と呼ばれたワクチンと季節性インフルエンザの香港A型とB型のワクチンを混合した3価のワクチン一本の接種ですむことになりました。ワクチンには次の抗原が含まれます。
 
   (1)新型ブタインフル A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm株
   (2)季節性A香港型 A/ビクトリア/210/2009(H3N2)株
   (3)季節性B型 B/ブリスベン/60/2008株

今年度は、十分にワクチンがありますので、予約に優先順位はありません。

現在、診療予約ページより予防接種の予約を開始しております。
一般診療の混乱を避けるため、予約枠でのみ接種を行います。
ご協力のほどよろしくお願いします。

接種回数と摂取量は、これまでと同じです。

 1歳未満・・・・・・・・0.1ml×2回
   1歳以上〜6歳未満・・・0.2ml×2回
   6歳以上〜13歳未満・・0.3ml×2回
  13歳以上・・・・・・・0.5ml×1回

《接種対象者》

  •  ★ 喘息などの持病があって、季節性インフルエンザにかかると重症になることが   予想される方
  •  ★ 受験などがあって長く休みたくない方
  •  ★ 集団生活(託児所、幼稚園、保育園など)にはいっている乳幼児
       (1歳未満は効果が少ないため、ご家族の接種をおすすめします)
  •  《注意》強い卵アレルギーのある方や、これまでにワクチンで強い副反応が出た方 は接種できません。

昨年に引き続き、副反応軽減のためチメロサールフリーのワクチンを接種いたします。

接種料金は徳島市内の医療機関では統一となっています。
 1回目 3600円
 2回目 2000円(1回目を当院で接種された方のみ)
年齢による接種料金の違いはありません。

また、生活保護世帯、市民税非課税世帯、65歳以上の高齢者の方は、徳島市より接種費補助券が届きます。補助券をお持ちいただくと、接種料金が減額されますので、忘れずにお持ちください。

12月までの新型インフルエンザを振り返って

  • 2010.01.05 Tuesday
  • 20:21
 明けましておめでとうございます。
久しぶりのアップです。

新型インフルエンザの流行も、冬休みに入り、こどもの流行はどうやら一段落ついてきたようです。1月2日のふれあい健康館の夜間休日急病診療所に出かけていましたが、インフルエンザは10名以下でした。むしろ成人の患者さんが多くなっていました。
これは、全国的にもいえることで、流行はこどもから大人の世代にうつっていくのかもしれません。

厚生労働省から新型インフルエンザの発生動向が年末に発表されました。

7月27日から12月13日までに新型インフルエンザにかかって、病院を受診したのは約1539万人です。つまり、国民の8人に1人がインフルエンザで医療機関を受診したと推定されます。

そのうち入院したのが、11723人 受診者の1300人に一人が入院したことになります。

入院した人のうち、人工呼吸器が必要になった重症者は、入院した人の16人のうち1人あり、
死亡者は122人で、受診した方13万人に一人が死亡したと考えられます。

秋からの流行の多くは5−14歳に最も多く、この世代の約7割がすでに医療機関を受診したと考えられます。

それに対して、4歳以下、15歳以上の受診率は3割以下になっていますから、この年齢に流行が広がると、また大きな流行になるかもしれません。


新型インフルエンザワクチン予約開始

  • 2009.11.20 Friday
  • 18:43
 徳島県も1歳から小学校3年生までの新型インフルエンザワクチンが前倒しになりました。それに伴い、山田こどもクリニックでも1歳から小学校3年生までの方のワクチンの予約を開始します。

ご存じのように、新型インフルエンザのワクチンの入荷が遅れております。また、届くワクチンも10mLと大きなサイズとなり、24時間以内に使用しないといけないという条件の中、少ないワクチンを一人でも有効に活用できるよう、接種日と予約人数を決めさせていただきました。ご都合などもあると思いますが、皆様のご協力とご理解のほどよろしくお願いいたします。

季節型インフルエンザワクチンとの間隔は6日間以上開ける必要があります。
季節性インフルエンザワクチンの予約日と新型インフルエンザワクチンの予約日が、6日より短い期間しか開けられない場合は、同じ日に接種することも可能です。予約時にお問い合わせください。
予約日に予約される希望者が少ない場合は、ワクチンの有効利用のため、他の日程に移動をお願いすることがあります。ご理解ご協力のほどお願いします。

【対象者】
   1歳から小学校3年生までの児童

【日程】それぞれの日程でおよそ30名程度の予約を予定しております。
   1.11月28日(土) 12:00 〜 13:00 14:00~15:00
     この日接種された方の2回目は
     12月19日(土)12:00 〜 13:00 14:00~15:00
   2.12月1日(火) 13:30〜15:30
     この日接種された方の2回目は
     12月22日(火)13:30〜15:30
   3.12月5日(土) 12:00 〜 13:00 14:00~15:00
     この日接種された方の2回目は
     12月26日(土)12:00 〜 13:00 14:00~15:00
   4.12月8日(火) 13:30〜15:30
     この日接種された方の2回目は
     12月24日(木)13:30〜15:30
   5.12月12日(土) 12:00 〜 13:00 14:00~15:00
     この日接種された方の2回目は
     12月26日(土)12:00 〜 13:00 14:00~15:00
   6.12月15日(火) 13:30〜15:30
     この日接種された方の2回目は
     1月5日(火)13:30〜15:30
   7.1217日(木) 13:30〜15:30
     この日接種された方の2回目は
     1月7日(木)13:30〜15:30


【予約方法】
   ★ HPもしくは携帯メールより予約
    当院の診察券をお持ちの方は、HPにあるお問い合わせページから、もしくは、
    clinic@yamadakodomo.com宛に件名「新型インフルエンザ予約」と記載
    1,診察券番号 2,氏名、年齢 3.接種希望日(第二希望まで記載)
    4.連絡先メールアドレスを記入し送信ください。
     日程調整の後、接種日をお知らせいたします。

   ★ 電話の方は、11月24日午前9時より、受け付け開始いたします。
    1,診察券番号 2,氏名、年齢 3.接種希望日 4.連絡先(携帯など)
    をご準備してお電話ください。
    受付開始時は、混雑することが考えられます。つながりにくい場合もあるかと
    思われます。
    おかけ間違いがないようよろしくお願いします。

   ★ 一般の患者様に混乱とご迷惑をおかけしますので、
     受付窓口での予約は承りません。ご理解のほどお願いします。

【接種料金】
   ①1回目の接種の場合 3,600円
   ②2回目の接種であって、1回目と同一の医療機関で接種する場合 2,550円
   ③2回目の接種であって、1回目と別の医療機関で接種する場合 3,600円
    です。
   各市町村より助成が出る様になっているようです。領収書、ならびに接種済証が
   還付時に必要となりますので、大切に保管ください。

【当日の準備】
   母子手帳、診察券、記入済みの問診票をお出しください。
   なお、問診票は事前にクリニックに取りに来ていただくか、
   以下のページよりダウンロードください
   1歳から就学前の小児・小学生対象 予診票 PDF
   来院される前に問診票の記入と(来院1時間前の)体温測定を済ませてください。
   当日無断でキャンセルされた場合は、2回目の接種もキャンセルさせていただきますの
   で、ご了承ください。

新型インフルエンザワクチンの助成

  • 2009.11.17 Tuesday
  • 14:53
新型インフルエンザワクチンの1歳から3年生までのこどもたちの接種前倒しが言われていますが、徳島でもワクチンが不足しているようで、当院では、今のところ毎月通院が必要な喘息患者さんのみが対象となっています。対象の方にはこちらから連絡させてもらっていますので、今しばらくお待ちください。

1歳から3年生までの接種に関してはまもなく予約を始める予定です。こちらもしばらくお待ちください。

さて、ワクチンの接種費用ですが、全国一律は、以下のとおりです。
  ①1回目の接種の場合 3,600円
  ②2回目の接種であって、1回目と同一の医療機関で接種する場合 2,550円
  ③2回目の接種であって、1回目と別の医療機関で接種する場合 3,600円
です。

1 助成対象者
・1歳から小学校3年生修了までの小児
・妊婦
  ※別途、負担軽減を図る「低所得者世帯」を除く。
2 支援内容
・新型インフルエンザの1回目のワクチン接種費用(3,600円)のうち、市町村が住民の方に助成する額(助成額は市町村により異なります)の1/2を県が負担します。
・現在、多くの市町村で助成内容の検討を進めており、まとまり次第、ホームページに掲載する予定です。
3 備考
・本県では、11月6日から「小児科領域の慢性疾患を有する方」に対する優先接種が始まりましたが、こうした方々についても、さかのぼって対応する方針としています。

各市町村で助成内容が検討されているようですが、生活保護世帯の人および21年度市民税の課税されていない世帯の人以外では、
徳島市鳴門市では、『優先接種対象者のうち妊婦、1歳から小学校3年生の子どもに対して、接種費用の全額を助成』
阿南市では、優先接種対象者のうち妊婦、1歳から小学校3年生の子どもに対して、1回目接種費用を助成』
上板町 1歳から高校生相当年齢対象者、1回目1800円、2回目1300円の補助
があるそうです。
助成の方法は、後日、払い戻しになります。上記以外にも検討中の市町村もあるので、
新型インフルエンザワクチンを受けられたら、払い戻しの手続きできるよう接種済証領収書を大切に保管しておいてください。


新型インフルエンザで重症化するリスクの高い人は?

  • 2009.11.16 Monday
  • 11:38
 土曜日にあった勉強会の紹介の続きです。
講師は徳島大学疾患酵素学研究センター センター長 木戸博先生です。

私たちの細胞は、24時間糖分を燃やしてエネルギーを作っています。エネルギーが不足すると細胞の構造を維持できなくなったり、エネルギーが作れなくなると細胞は死んでしまうことになります。エネルギーを作るのに必要なのは、糖分です。糖分が不足してくると脂肪をエネルギーにします。

インフルエンザにかかって重症になる理由の一つは、細胞内のエネルギー産生がうまくいかなくなり、細胞の構造が変わってしまうことで、血管や脳細胞がむくんでしまうことと関係しています。

ですから、糖分や脂肪からのエネルギー産生に弱さがある人が重症化することになります。
糖尿病の人は、体内の糖分のコントロールがうまくできなくて重症化しますし、肥満の人も潜在的に糖分コントロールがうまくできないために重症化します。

小さなこどもは、体の中に糖分を蓄えておく筋肉が少なく、病気になったとき容易に食欲不振となります。大人の場合、少々食べられなくても、脂肪を燃やして糖分の変わりのエネルギーを作ることができますが、こどもは、脂肪を燃やす機能も未熟です。
ですからインフルエンザになるとエネルギー不足になりやすいのです。これによって重症化につながります。

妊婦さんの場合は こどもさんがおなかにいることで、エネルギー不足になりやすい上、糖分を体の中で代謝するのに負担もかかっています。ですからインフルエンザにかかると重症化しやすくなります。

基礎疾患がある場合は、抵抗力の予備が少ないため、重症化しやすいことになります。

このような人はどうすればよいか。
まずは、かからないかぎります。かからない工夫については、http://kodomomikata.jugem.jp/?eid=15を参照してください。

免疫力を高める工夫の一つに、漢方薬を使うという手もあります。
心配な方はご相談ください。

新型インフルエンザの予防と治療の最新知見

  • 2009.11.14 Saturday
  • 23:03
 新型インフルエンザの治療について今夜勉強会があったので、その紹介を。
講師は徳島大学疾患酵素学研究センター、センター長 木戸博先生です。

まず第一に、新型インフルエンザは遺伝子解析から見て、強毒性のインフルエンザではなく、季節性インフルエンザと同じ弱毒性であると言うことです。

インフルエンザは、人の気道(鼻から肺に続く空気の通り道)の粘膜から進入して、そこで増殖します。
粘膜で、インフルエンザなどの病原菌の進入をふせいでいるのが粘液です。
粘液の中には様々な免疫物質があり、それがウイルスを捕まえて、身体の中に入ってくるのをふせぎます。
ですから、乾燥して粘膜が乾いてしまうとウイルスが侵入しやすくなります。
つまり加湿が大切と言うことですね。

粘液の中でウイルスを捕まえるのに役立っているのが、IgAという名前の免疫物質です。
粘液中にこの免疫物質が少ないと、インフルエンザにかかってしまいます。

IgAは、一度病原菌が粘膜に侵入することで作られて、次の侵入を防ぎます。
今流行している新型インフルエンザは、昨年までの季節性インフルエンザのうち、ソ連型(A型の一つ)インフルエンザとよく似ています。昨年ソ連型のインフルエンザにかかった人は、新型インフルエンザにかかりにくく、また、昨年度ソ連型のインフルエンザが流行して、学級閉鎖になったクラスや学校では、新型インフルエンザの流行の程度が軽いそうです。つまり、ソ連型インフルエンザにかかることでIgAが作られて、それが新型インフルエンザに感染することを防御してくれている可能性があるわけです。

ところが、インフルエンザにかかってもIgAができにくい場合があります。
それは、病気が軽い時期にタミフルなど抗インフルエンザ薬を使った人の場合です。
タミフルを使うと、体の中でインフルエンザウイルスが増えにくくなります。それによって、症状が早く軽くなるのですが、あまりに早く使うとIgAができるほどウイルスが増えないそうです。症状を軽くしようと早くに薬を飲み始めることで、抵抗力が付かない可能性があるわけです。抵抗力がついていないと、次の流行時にまたかかってしまうことになります。

それでは、実際にはどうすればよいか。

高リスクの人以外は、症状が軽いときにはインフルエンザが疑わしくても、抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)の治療をしない方がよいということです。軽くかかって免疫力が付かないうちに治ってしまうと、次の流行の時にも、またかかってしまうことになるからです。

11.6 新型インフルエンザにかかったかなと思ったときに
を参考に来院して下さるといいと思います。

新型インフルエンザの治療

  • 2009.11.14 Saturday
  • 16:09
 新型インフルエンザにかかったときの治療の方針についてです

新型インフルエンザにかかったといっても、症状は千差万別です。
軽い風邪症状の場合もありますし、ぐったりして入院が心配になることもあります。
入院が必要となる重症化を疑う症状については、前回書きましたので詳しくはそちらをみてください。

新型インフルエンザにかかると、多くの人は典型的な症状(急な発熱、強い全身倦怠感、関節痛)を示し、特に治療をしなくても1週間以内に回復します。こじれた経過を示さない健康な人に対しては抗ウイルス薬は必要ではないとされています。

悪化するリスクのある人には、タミフルなどの抗ウイルス薬を早期に処方します。
リスクが高いと考えられるのは、
 � 6歳以下の幼児
 � 喘息など基礎疾患があるこども
です。

それ以外にの年齢でも、最初から熱が高く、ぐったりして動けない、息苦しいなど重症化を疑わせる症状があれば、抗インフルエンザ剤を処方します。
比較的元気があり、熱も38度前半で食欲があるようなら、抗インフルエンザ剤はなしでも、回復までの経過はさほど変わらないと考えられますので、対症療法をします。

タミフルに加えて、当院では漢方薬を処方しています。
新型インフルエンザで重症化している4分の3の人は、タミフルをすでに飲んでいる人です。
タミフルを飲んでいても、重症化が防げないと考えられます。ですから症状にあわせて漢方薬を併用します。
一、食欲はなくなっているが、まだ元気があるとき 麻黄湯
  ただし、少し汗をかいているときは桂麻各半湯
二、最初からぐったりして動けないときは大青竜湯
  (汗をかいていないとき 麻黄湯+越婢加朮湯、しっとりしているとき 桂枝湯+麻杏甘石湯)

処方箋には1日3回食前と書きますが、実際には眠っている時を除き、3〜4時間おきに飲んでください。本当にぐったりしていれば2時間おきです。
熱が37.5度に下がったら中止です。

解熱したと思って、薬を中止したらまたあがってくることがあります。
そんなときは、風邪がこじれたときに飲む漢方 小柴胡湯や柴胡桂枝湯になります。ただ、はっきり発汗していなければ、麻黄湯など一、二の薬を飲んだ方がよいでしょう。

それ以外、おなかの症状が強ければ真武湯、熱も下がってきたが元気がなく、食欲がなければ補中益気湯です。

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