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- 2018.11.05 Monday
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9月1日に文部科学大臣は新型インフルエンザに関して
「かぜをひいたと思ったら、すぐ医療機関へ」というメッセージを発表しました。
このようなメッセージは、新型インフルエンザの感染爆発を引き起こす元と考えられます。
皆さんは、是非冷静に判断してください。
最近朝夕の気温も下がってきて、夏場の風邪から秋冬の風邪へと移行しています。
そんななか、こどもたちは新型インフルエンザに限らず、それ以外のウイルス性のかぜでも熱を出します。
たしかに周りで新型インフルエンザが流行している場合は、突然発熱したこどもさんの中には新型インフルエンザのこどもさんも多くなるでしょうが、実際、かぜやインフルエンザ疑いで、病院を受診するこどもさんの大半は、新型インフルエンザではありません。
東京などの救急病院での発熱患者さんを調べたデーターによると、インフルエンザの簡易検査の陽性率は2-3割程度といわれています。これ以外に検査をしなかった人もいるのですから、さらに少ないと考えて良いでしょう。
ここで大事なのは、少ないとはいえ新型インフルエンザにかかったこどもさんも混じっていることです。学校が始まって、少しの症状でも早めに受診をという学校からの指示のため、不必要に病院に行くこと人が多くなっているそうです。
このことは感染が拡大させてしてしまう可能性があり、あまりおすすめできません。
新型インフルエンザは少しでも早く受診しないと悪化するような病気ではありません。
一日程度は、家で様子を見てもかまわない病気です。
ですから、かぜの引きはじめに急いで病院を受診することは控えましょう。
ただし、新型インフルエンザで重症になる場合があることも確かです。
小児科学会からは次のような場合は脳症が疑われるとしています。
▽呼びかけに答えないなどの意識レベルの低下(意識障害)
▽けいれんが続いたり、けいれん後の意識障害
▽意味不明の言動
もう一つ、新型インフルエンザでは急に呼吸が苦しくなる場合もあるようです。
咳だけでなく、肩で息をする、顔色が悪い、ぐずぐず機嫌が悪く横になれない
などがある場合も病院に行く目安になります。
そのようなことがなく、熱が高くても、食欲があるようなら一日はおうちで様子を見ましょう。
また、ごく軽症の新型インフルエンザの患者さんもたくさんいることが分かっています。
日頃からの体力が分かれ目です。これについては、次回書くことにします。